今日はお芋掘り遠足でした。
幸い天気に恵まれ、無事に実施できてよかったです。
本園の子どもたちは日頃バスに乗りませんので、バスに乗ることが嬉しくて仕方のない様子でした。
「遠足」の部分に関しては、年長児は上終公園から、年中児は塚本公園から、年少児は野田公園からバスの待つ北大路通りまで歩きました。
現地に着くと、広々とした農園はそこに立っているだけで気持ちよく、誰もが深呼吸したくなります。
「それでは掘りましょう」という先生の声を合図に、年少児の子どもたちも一生懸命掘り始めます。その集中力たるや、特筆ものでした。
自分のテリトリーを自分のスコップで掘っていく作業が冒険のように感じられるからか、脳裏に家の人に掘った芋を届けるぞという強い気持ちがよぎるためか。
幸い、土はしっとりとやわらかく、絶妙のコンディションでした。年少児からも「掘れない、助けて」という声はありません。掘り始めて数分で、「見て、こんなお芋が掘れた!」という歓声に包まれました。
後半は掘り終えた子どもがまだ格闘中の子どもを助ける姿も見られました。
農園の方が道具を使って助けて下さったこともあり、今年は豊作でもあり、中には20個以上掘りあてた子どももいて、自慢げに見せてくれるのでした。
「もっていいよ」というので、袋をもつと、大人の手にもズッシリと重く驚くことが何度もありました。
収穫したお芋の袋を車に載せるのは、昨年度から年長児にお願いしています。今年はその姿を見た年中児もお手伝いしてくれ、あっという間にすべての芋が車の中に運び込まれました。
子どもたちの大きな夢を載せて、芋車が出発。全員大きな手を振って見送ってくれました。
公園に並べたお芋の袋を見て、目を輝かせて下さった保護者の皆様。思わず労が報われた気がして嬉しくなりました。子どもたちの気持ちの先取りでもありました。
この日の経験を糧とし、子どもたちは運動会に続き、さらに一回り大きく成長したと思います。