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今日は、木曜日が遠足で抜けた代わりに俳句の時間を持ちました。

子規の俳句の最終回(4回目)でした。

人は寝て 籠の松虫 啼きいでぬ

少し言葉使いが子どもには難しいと思いますが、子どもは意味を理解して覚えるというより、言葉の調子をつかみ、音楽の歌詞のように口ずさんで覚えてしまいます。

初代園長がその吸収力に感心したように、この時期の子どもは何でも耳で覚え吸い取ります。「同じ覚えるなら本物を」、というわけで、この幼稚園では設立当初から園長が俳句の時間を担当することになっています。

芭蕉や一茶は幼児向けに作品を創ったわけではありません。それを声に出すと、子どもは大人の本物の世界に触れ、向上心を刺激されます。

この日の特筆すべきことは、たくさんの俳句が子どもたちから届いたことです。「いもほり」をテーマとした作品が多かったです。

体験が創作意欲に火をつけた例だと思います。

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