昨日も全員で正座をし、芭蕉の俳句を繰り返し声に出しました。

その後、園児の俳句を一つ紹介しました。

あじさいがいろづいてきてきれいだね

続いて、お互いの呼称について考えてもらう時間を持ちました。

俳句の場合、5・7・5の後に作者の名前をつけますが、呼称はつけません。

それは「呼び捨て」ではありません。

「五月雨を集めてはやし最上川 芭蕉さん」とは言いません。

それに対し、普段の生活で、お互いをどう呼ぶのがよいでしょうか?

幼稚園の生活では、お互いに「~くん」や「~ちゃん」をつけて呼びます。

けっして「呼び捨て」にはしません。

なぜでしょうか。

名前は、みなさんが生まれたとき、お父さん、お母さんが、みんなの幸せを願い、下さった最初のプレゼントなのです。

自分の名前が大切であるように、お友達の名前も大切ですね。

家族のように親しい間柄だからこそ「~くん」や「~ちゃん」を省くことはありえますが、本園ではお互いを大切にする意味を込めて、子どもたちも先生も、互いに呼称を付けて呼び合う伝統です。

子どもたちには、折に触れて園で大事にしていることを小出しにして伝えています。

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