2025-11-25 今日の俳句

子どもたちからたくさん自作の俳句が届くようになりました。

秋のもみじが子どもたちの心に大きな印象を与えていることが伝わります。

「もみじ」、「いちょう」、「どんぐり」がよく出てくる言葉のベスト3です。

今日は最初に「字余り」、「字足らず」の説明をし、(自分の作る俳句が)必ずしも5・7・5でなくても大丈夫です、と説明しました。

今日紹介した園児の俳句に「もみじがねきれいでいる」というのがあり、「咳をしてもひとり」に通じる、短いがゆえの趣を感じました。

もみじがねひらひらとめだついろにおちていく

「字余り」ですが、本当に紅葉の葉がひらひらと落ちていく様子が感じられます。

一人で三句提出した子がいます。

はっぱがねいろづいてきてきれいだな
あおいそらがいろづいてきてきれいだな
たいようがうみにしずんできれいだな

結句の「きれいだな」に子どもらしさを感じますが、「たいようが・・・」は雄大な景色が目に浮かぶ一句です。
「はっぱがね」と「たいようが」は、中七の「いろづいてきて」が大人顔負けの表現です。
「葉っぱが色づく」という言葉を応用し、「空が色づく」とした点にユニークさがあります。
青い空が次第に赤く染まっていく過程を描いている秀句です。

歳時記を知るのはもう少し大きくなってからで十分で、まずは「言葉をつむぐ楽しさ」を大事にしたいと思っています。

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