今朝の俳句の時間には、二学期の俳句をおさらいしました。次の6つの俳句を学びました。
1 人は寝て 籠(かご)の松虫 啼(な)きいでぬ 子 規
2 猫の子の ちょっと押さえる 木の葉かな 一 茶
3 山はみな みかんの色の 黄になりて 芭 蕉
4 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 子 規
5 遠山に 夕日ひとすじ 時雨かな 蕪 村
6 葱白く 洗ひあげたる 寒さかな 芭 蕉
みんなよく覚えていたので驚くほどでした。
俳句の時間に繰り返し伝えていることは、先生のお顔をまっすぐに見る、ということです。これは簡単ではありません。どうしても姿勢がくずれるお子さんが少なからずいます。昨晩遅くまでテレビを見ていたせいでしょうか。
あくびをする子どもも目立ちます。背筋をまっすぐに伸ばすのが不得意な子どもは年々増えています。できるお子さんは終始ぴしっとした姿勢を保ちます。その差が歴然としているのです。
先日発表された子どもの体力(小学校版)の報告によれば、小学校四年生男児の50メートル走の平均値は、20年前の女子のデータと同じなのだそうです。速い子は速く、遅い子はとても遅い。両極端になっているそうです。
私は、幼稚園時代に知識を詰め込むことには懐疑的ですが、よい姿勢を保てるように、また、話をしている大人(親や先生)の目をまっすぐ見ることの出来るように、習慣づける必要はおおいにあるだろうと感じています。小学校に上がれば、脇見をせず、まっすぐ先生を見て、話される言葉に耳を傾けてほしいからです。
姿勢のふらつきは、おそらく背筋が弱くなっているためであろうかと思います。剣道が一番なのでしょうが、両手で大きな(しかし軽い)ボールをオーバースローで相手に投げるという運動が効果的です。ぜんそくをわずらっているお子さんは背筋が弱いケースがあり、そのさい、この運動が効果的なのだと聞きました。