昨日は、絵本のことと絵を描くことについて書きました。
忘れていたことが一つありました。「つくる」ことです。
空き箱とはさみがあれば、子どもは自由に製作を始めます。その集中力は驚くほどです。
一つの懸念は、作ったものにせよ、材料にせよ、子どもは部屋のあちこちにいろいろちらかすことです。
ものづくりに夢中になって後片付けがおろそかになる、ということのご相談は、ほとんどすべて男の子の親からいただきます。
可能な範囲で見守ってもらえたらと思います。
時間があれば一緒に何かを作るのもよい思い出になります。
これなら懸案の後片付けも、「片付けなさい」でなく、親が子に「一緒に片付けよう」と声をかけることでスムーズに解決します。
では、親は子どもと一緒に何を作りましょうか?
子ども一人が入れるだけの段ボールがあれば、「自分の部屋」を作る提案をしてもよいでしょう(これはすごくお勧めです)。
雪が庭に積もれば「雪だるま」を一緒に作ります。「自分の部屋」づくりは、大雪が降った日に「かまくら」を作るようなワクワク感が味わえます。
雪は年に一度か二度しか降りませんが、室内の制作については、テーマの設定を自由自在にできるのがメリットです。
雪が降った!というようなノリで、「あれ作らない?」と提案し、一緒に取り組むことで子どもは自信と達成感を味わいます。
子どもにも、大人にも思い出に残る取り組みが可能です。
夏休みにぜひ工夫してもらえたらと願います。