今日は朝一番で年長児と俳句に取り組みました。
芭蕉の「昼見れば首筋赤き蛍かな」を何度も声に出しました。
皆よい姿勢で声に出すことができています。
何度も声に出すことで5,7,5のリズムには十分慣れ、身近なテーマを俳句にして表現することができるようになってきました(友達の作品を聞いて楽しむことも含めて)。
一人ひとりの作品はすべて記録し、卒園されるさい「園児の俳句集」としてお渡ししています。
私はすべての年度のファイルを保管しています。
卒園児が中学や高校になって遊びに来た時、そのファイルにアクセスし、「~ちゃんが幼稚園のときにこんな俳句を作ったよ」とお示しすると、皆照れたり、驚いたりされます。
同じことは「おやまのえにっき」についても言えます。
今当たり前の日常は、10年先は懐かしい原風景になって目に映るでしょう。
一日、一日の取り組みを大切にしたいと思います。
私自身、お山の幼稚園に通っていたころのことを思い出すと、年長の俳句の時間は妙に心に残っています。
当時の園長は父でしたが、俳句は祖父が担当していました。
私はそのときの「原風景」を思い出し、正座の姿勢、声の調子、間のとりかたも含め、いつも祖父を模倣しています。