あっというまの一学期でした。しかし、日々の積み重ねは大きく、どの学年のどの子どもも、4月当初とは比べられないほどの成長を遂げました。部屋に入ってくるときの姿勢、歌を歌う姿勢、終了式に臨む姿勢・・・、どれもみな凛々しく、たくましく感じられました。
子どもたちには、そうした4月からの「成長」を心の中で具体的にふりかえってもらいました。最初の頃のドキドキが、やがてワクワクにかわり、今はのびのび過ごすことができるようになりました。お山の石段ひとつとってみても、足取りのたどたどしかった4月の初めにくらべ、今はどの年少児も、しっかりと歩くことができています。
それもこれも、両脇で手をつなぎ支えてくれた年中、年長のお兄さん、お姉さんいればこそ。自分が歩くだけでなく、小さい人の手をつないで助けてあげることも毎日しっかりと学んだことによって、年中、年長の子どもたちについても、今の自信に満ちたお顔があるのです。
幼稚園でしっかりお約束を守って無事に終了式を迎えることができたように、明日からはおうちのご両親とのお約束をよく守り、元気で楽しい夏休みを過ごして下さい。そして、再び、元気なお顔で再会しましょう。
この日はざっと以上のようなお話を子どもたちにしました。
写真は、たんぽぽ組の前にあるひまわりを撮ったものですが、7月に入ってぐんぐん大きくなりました。今は私の背より高いです。
先日年長の男の子が自分の背丈より大きくなった向日葵を見て、「ぼくはここまで大きくなるのに5年かかったのに、ひまわりはあっという間に追い抜いた」としみじみ言ったそうです。
たしかに、6月中頃のひまわりは次のような背丈でした。
言葉に出す、出さないの違いはありますが、どの学年のどの子どもも、この向日葵の元気な姿を見ながら、いろいろなことを感じ、考えているのだと思います。