今日は一学期最終の俳句の時間でした。
すでに習った俳句のおさらいをした後、新しい俳句を一つ紹介し、何度も繰り返し声に出しました。いつもと同じやり方です。
全体を見ていると、男の子は大きな声を出そうとして頭を前後に揺らす傾向がありました。気持ちはわかるのですが。
頭の上にコップがあると思ってごらん、その中の水が落ちないような姿勢で言おう、と伝えてみんなで何度かやり直しました。
さすがに飲み込みの早いのが年長さん。全員の声がとけあって、気持ちよく声を響かせることが出来ました。
続いて、園児の作った俳句をいくつか紹介した後、園児のお兄さんからのお手紙を披露しました。上の写真にあるとおり、有名な俳句と短歌をびっしりと書き込んであります。今日はこの中から、芭蕉の「古池や 蛙飛びこむ 水の音」を取り上げ、全員で繰り返し朗唱しました。
「かわずって何のことだと思う?」と尋ねると、ほぼ一様に「さかな!」という答えが返ってきました。気持ちはわかる^^
そこでこの俳句の場面を説明し、「それが飛び込むとぽちゃんと音がしました」と言うやいなや、「か・え・る!」と正解が帰ってきました。めでたし、めでたし。
たまに小学生の兄姉が幼稚園時代を懐かしがって俳句を作って届けてくれます。次にあげるのは、去年の12月、山の学校の勉強会で卒園児が作った俳句です。
Suzuki.Mさん(小3女児)
竹の葉で ささぶねつくる 楽しいな
クリスマス 後何日で 来るのかな
草々が 青々しげる 夏の日
十五夜に 月がかくれて 出てこない
暑い夏 ミイミイセミが ないている
空を見て ヒューとながれる ながれ星
雨の日は 竹のせどんどん のびていく
赤黄に 木々が色づく 秋の日に
Nakano K君(小3男児)
お正月 はつもうで行く 元日に
雪の日は 水も氷に ふぶきなる
つくし道 なの花さいてる 春の道
春の日に さくらさいては 花がちる
夏の日に 夕立ちやんで 夕やけが
つゆの日に 雨ふり雨ふり かたつむり
月見の日 明月出てきて 雲がくれ
秋の日に 夕やけ空を とぶとんぼ