今日はお誕生会の後、A組のビデオ撮影をしました(B組は後日)。卒園記念ビデオのための収録です。
クラス全員と担任の先生で、園歌につづき、「虹の向こうに」(子供たちのリクエスト)を Ikuko 先生の伴奏に合わせて合唱しました。その様子をビデオに収めたわけです。
昔は全員で合唱し、その歌声をカセットテープに収めた時代もありましたが、10年ほど前からビデオに変わりました。また、カセット時代は、担任が伴奏し、子どもたちだけで歌っていたのですが、ビデオ時代には、先生も子どもたちと一緒に歌を歌うようにスタイルを変えました。
今日は、このビデオのあとに、俳句の様子の写真撮影も行いました(本園では写真撮影は業者に頼む以外はすべてIkuko 先生にお願いしています)。
そんなこんなで、あっという間にお帰りの時間になったしだいです。卒園記念ビデオは、このほか、「私の夢」(将来の夢を絵に描き、それを手に持って夢を語るシーンを一人ずつ撮影します)、先生の贈る言葉、思い出のビデオ、などで構成します。
編集、ダビングの日数を計算すると、なんとかぎりぎり間に合うかなといったところです。
早いもので、気がつけばもう3月。
昨今、子供達を被害者とした暗い話題が、新聞紙上を賑わしております。とりわけ、ここ数日の報道には耳を塞ぎたくなるものが、あまりにも多くあるという気がします。
しかし、そんな事とここは無縁のような感じがします。思い返せば、ほぼ毎日のようにこの園長日記を拝見させて頂き、季節の折々にふれ、日記から子供達の様々な表情を思い浮かべさせて頂きました。そこには、一言で言えば、幸せな顔がありました。
年長さんは、この3月、旅立ちのときを迎えます。そして、いつの日か、ここの幼稚園での出来事を思い返すときも来るでしょう。その時、自分の幸せな顔が思い出されることでしょう。そうなれば、昨今のような悲しいことは、二度とおきないように思えます。
私自身、もうそろそろ、ある意味で旅立ちのときを迎えます。そんな私が最近見つけた、未来のあなたへの絵本通信です。
ちいさなあなたへ(英語題:Someday)
これは絵本ですが、今は意味があまり分からないかもしれません。むしろ、お父さんやお母さんの方が分かるのではないでしょうか。しかし、いつの日かこの本を読んで、または読み聞かせてあげて欲しい、そう思います。この本の内容は、うまく言葉では表現できませんが、人としてまた親としての願い、そう思いますので。
この園長日記を見ていると、ふと自分を見つめ返す機会が増えたように思います。これからも、ご苦労は多分にあるかとは思いますが、いつまでも人の心を見つめ続ける、そんな素敵な幼稚園、園長先生であって欲しいと思います。
絵本は二度接するといいますね。最初は子どものときで、次が大人になって子どもを持つとき、と。幼稚園の世界にかかわると、それが三度になります。園児と接するとき、というのが加わりますので。
本園では先生たちによる「絵本通信」を毎月発行しています。年に一度自分の番があたって書き終えると、「もう書くことはないなー」と思うのですが、また当番が回ってくると、それなりに何かを思い出し、何かを書いているので、思い出というのはおもしろいものだと思います。