今日はつきBの練習を見ました。

前回よりみなよく練習していることが伝わってきました。

「ひとりでやる!」と最初に宣言して最後まで台詞を通して言えた子。

ドキドキした気持ちと戦いながら、小さくても正確に台詞を言えた子。

みんな自分のペースで努力の跡をみせてくれました。

照れる気持ちから甘えた声色になったり、どうしても自分で言って自分で笑ったりする場合もありました(周りは誰も笑っていないのですが)。

私はいずれ緊張がとれるにつれ、本来の調子でよい声で発表出来ると思っていますので、細かなことはいちいち指摘したり直したりはしません。台詞の細かな言い間違いに気づいても後で修正できそうなら何も言いません。副詞の位置などが台本と異なっている場合でも、それが本人にとって言いやすいのならあえてそのままにする場合もあります。

いつも、「こんなに難しい台詞をよく覚えてくれるなあ」と子どもたちをリスペクトする気持ちを持って練習に臨みますので、終始ほめるネタをみつけては褒め続けています。

いろいろな考えややり方があると思いますが、練習の場の空気がとても大事なので、楽しい、面白い、もっとやりたい!と思える空気作りを大事に考えるためです。

練習の最後にみんなの心を合わせること、また、「自分はまだまだ練習できていない」といったモヤモヤした気持ちを吹き飛ばすべく、全員で声を合わせておなかの底から声を出し、最初のナレーターの台詞から第1幕の途中までみなで声を一緒にあわせて台詞を言ってみました。

日頃からそれは感じることですが、子どもたちは大人と違って言葉の中身よりも言葉を発する人の表情に敏感です。空気を少し変えるだけで、声量は大きくアップしますし、その逆もありえます(緊張する空気がつづくと萎縮してしまう)。

家で練習するさいにも、基本は「ほめること」だと思います。これは小学校に上がってからの勉強についても同じ事が言えると思います。

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