-
2017-01-02 扉を開く
裸の王様という物語があります。 批判精神が衰退すると、国のレベルでも、個人のレベルでも、裸の王様の愚を犯すことになります。 明治以降の発展はめざましいものがありますが、教育の世界に目を向けると、裸の王様はたくさんいるように思います。 批判と... -
2018-01-01 謹賀新年
新しい一年の始まりです。上の写真はローマ神話の「ヤーヌス(Janus)」で、Januaryの語源となる一月の守護神です。一年の始まりと終わりの境目に位置し、去年一年と今年一年の両方をみすえています。 さて、一年に一度来る元日の日。特別な一日であると同... -
2017-12-31 本立ちて道生ず
『論語』の言葉ですが、「君子は本を務む。本立ちて道生ず」と言われています。 本は「基本」の「本」のことです。私がよく「根っこ」という表現を使うのは、この「本」のことです。 小・中・高と続く教育の基本は幼児教育にあります。 幼稚園は幼児教育を... -
2017-12-30 大人向けの読書(西洋古典)
西洋古典文学というとわかりづらいのですが、子ども向けに書かれたイントロとしては、ギリシア神話関連の読み物やイソップ物語が有名なところでしょう。 日本の昔話と同様、ギリシア神話という「作品」はなく、すべて語り継がれたものです。子ども向けの「... -
2017-12-29 日本人とクラシックス
クラシックというと「古いもの」というイメージがありますが、語源に照らすと「最高のもの」という意味です。 クラシックスという英語は、日本語の「西洋古典」を意味します。つまり、ギリシア・ローマの古典のことです。 私はこの勉強をしたのですが、大... -
2017-12-28 第55回かいが展
京都府私立幼稚園連盟主催の「第55回かいが展」が来月1/24から開かれます。 詳しくはこちら。 >>パンフレット(pdf)のダウンロード -
2017-12-27 山びこ通信より:「和して同ぜず」
冬休みに入り、以前書いたエッセイを読み返しています。 >>2017-02 「和して同ぜず」 内容のポイントは、子どもの読書力をいかに育むか、ということです。 大学生にも、大人にも応用のきく話かもしれません。 ローマの小プリーニウスは、「多読より精読」...