今日は文化の日です。
文化という言葉は英語のカルチャーの日本語訳です。
元をただすと「耕すこと」を意味します。
あわせて、「哲学とは心を耕すこと」という言葉があります。
哲学もフィロソフィーの日本語訳です。
「知を愛すること」を意味します。
「知」とは、真善美に関して「真理は何か」を知ること、知ろうとすることです。
本当に大切なこと(本質)は何かを考えることでもあります。
本当に大事なことは何か、私たちは忙しいと見失いがちです。
自分の関わることについて、様々な選択肢がありますが、立ち止まって、本当に大事なことは何か、心を砕いて考えること、それが本来の言葉が想定する文化の定義といえるでしょう。
耕すという言葉は継続的な努力を示唆します。
安易な答えにとびつくのではなく、日々自分の進む道に関して、本当に正しいことは何かを考え、問いながら、試行錯誤を重ねることが文化だといえるでしょう。
私たちがイメージする「文化活動」は、その結果生み出された芸術・学問等の成果を指すように思いますが、本来の意味はもっと広い領域に当てはまる言葉です。
上の考えに基づけば、好奇心を輝かせる幼稚園の子どもたちは、日々の遊びを通して、また、交友関係を通して、立派に文化の道を歩んでいると言えると思います。
小学校以上の子どもたちも、そうあってほしいと願います。

			
			
			
			
			
			
			
			
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