運動会前のある一日、年長児の俳句の時間に勝ち負けのことをお話ししました。
スポーツでは試合が終わると握手をします。
なぜそうするのか?について、これは互いの健闘を称えるということがありますが、そもそも、相手がいてこそ勝負ができる、そのことへの感謝も含まれます。
「勝っておごらず、負けてひがまず」。スポーツには色々な格言があります。
一生懸命勝負に挑めばこそ、負けて涙が流せます。
真剣に取り組めばこそ学ぶことがあります。
勝負の問題はつきつめれば、最終的に「己に勝つ」という段階を目指すことになります。
「勝利において己に勝つ者は二度勝つ」。昔のローマの格言です。
勝負に勝つだけでなく、勝利に有頂天になる自分に打ち勝つので二度勝つことになります。
勝負に負けても冷静さを失わず、次の課題を見出せるなら、勝負に負けても、一勝一敗です。
いつも書くことですが、子どもたちには、様々な場面を通じて、自分との戦いに打ち勝つことを学んでもらえたらと願っています。
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