教育– category –
-
2023-03-28 歩くことは楽しいこと
春休みは「お山の幼稚園で育つ」(世界思想社)を読み返しています。「歩くことは楽しい」という趣旨のくだりを引用します。 入園前の保護者から、「うちの子は全然歩かなくて困っています。ここの幼稚園に入ったらちゃんと歩けるか心配です」と言われるこ... -
2023-03-27 自立の一歩一歩
本園は徒歩通園です。みんな仲良く手をつないで石段を登ります。子どもたちは毎日手をつないで歩くことで、人生を自分の足で歩く基礎を培っています。 本園が徒歩通園を大切にする理由は次の三つの教育的観点からです。 1 毎日歩くことで足腰が強くなり... -
2023-03-26 たまたまにゆだねる
今日は雨降りで残念に思う気持ちもありますが、以前書いた記事を読みなおし、「たまたまにゆだねるべし」と思いました。 人事を尽くして天命を待つという言葉があります。 この言葉の逆を行くとき、すなわち、天命を待たず人事の限りを尽くすとき、心がし... -
2023-03-25 何かよいこと
「これをするとあれに効く」と言うと健康の話題のようですが、教育の世界でも同じ宣伝文句をよく見聞きします。ここで思い出したいのが日本の昔話です。たとえば「こぶとりじいさん」。おじいさんは踊りが好きでした。「花さかじいさん」の主人公は飼い犬... -
2023-03-24 本当に大切なもの
先日「雨のち晴れ」、「雨降って地固まる」の言葉に言及しました。 文字通りの比喩です。 「雨のち晴れ」には「苦あれば楽あり」的なニュアンスがあります。 雨は「苦しみ」で晴れは「楽しみ」です。 雨が先で、晴れは後です。 「苦しみを乗り越えての喜び... -
2023-01-11 3学期保護者会の補足(余談)
今日は三学期の保護者会を開きました。 ご来場いただきありがとうございました。 「勉強で遊ぶ」というときの「遊ぶ」は「熱中する」、「夢中になる」という意味だとご説明しました。 最後に紹介した、日本はなぜ今も漢字を使い続けているのかという話題は... -
2023-01-09 真似ること
明日からいよいよ三学期がスタートします。 以前京都新聞に寄せたエッセイを掲載します。 子どもは模倣や真似が大好きです。模倣は尊敬の別名であり、子どもたちは何かに憧れ、何かを尊敬したくてたまりません。それは人間として本来備わっている「真・善...