教育– category –
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2023-01-08 勉強で遊ぶには
昨日の話の続きです。 再び自著(『お山の幼稚園で育つ』)から引用します。小学生以上の話題です。 幼児期にとことん遊んだ子どもは、学校での「学び」にもしっかり取り組めるはずです。本来の「学び」は、「遊び」と根っこでつながっているからです。子... -
2023-01-07 子どもたちの遊びごころを守る
教育の話が続きます。 どうしても暗い話題になってしまうことをお許しください。 「勉強」の反意語は何かと尋ねられて「遊び」と答える人が多い世の中です。 勉強をスタディーととらえるなら、その反意語は「無気力」にあたるアパシーになります。 いきな... -
2023-01-06 受益者負担の考え方
今日も教育全般の話題です。 かつて本庶佑先生は次のように主張されました。 大学院の授業料は無料にすべきです。財務省は受益者負担の原則をいい、教育を受けた者が受益者だといいます。とんでもない。受益者は国であり、国民です。知の人材を育てること... -
2023-01-05 驚きは永遠の子どもらしさ
幼稚園は冬休みなのでいつも以上に子どもたちの教育について考えています。 ミヒャエル・エンデに次の言葉があります。 人類の探求欲のすべて、いやそればかりか芸術のすべて、偉大な理念のすべて、哲学のすべては「驚き」から始まると私は思います。驚き... -
2023-01-04 やればできると信じること
サッカー、駅伝、etc. 「できる!」と信じればこそ無限の力がわいてきます。 大人にとって「できる」と信じることは難しいです。 「できない」理由をあげることはいくらでもできるからです。 だからこそ最後まで「できる」と信じ続けるアスリートの姿に私... -
2023-01-03 「和して同ぜず」と「同じて和せず」
自著の「25 合わせる――和して同ぜず」を読み返しました。抜粋しコメントを添えます。 『論語』に「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず」という言葉があります。「和する」とは「協調すること」で、「同ぜず」とは「主体性を失わないこと」です。友達... -
2023-01-02 子どもたちの物語
先日比較の功罪を書きました。 補足として自著から該当箇所を一部抜き出してご紹介します。 その意味で幼稚園に通知簿や成績表がないのは大事なことだと思っています。幼稚園で大切にするのは、一人一人の人間としての成長です。子どもたちが日々どのよう...