教育相談等で、「子どもの気持ちを理解するには?」と尋ねられることがあります。

私は、子どもの気持ちをわかろうとする前に、大人同士の社会において(家庭の中で、あるいは職場の中で)、日頃から相手の心を理解しようと努める必要があると思っています。

ひとことでいえば、相手の身になって考える癖をつけるということに尽きます。子どもは、自分の言いなりになる、と思っている人は大人同士でもその傾向があるはずです。

当然のことながら、「逆も真なり」ということです。こつは、自分が子どもの心に戻るということで、妙な義務意識や目標意識はひとまず横に置く。そうすると、うまくいくことがおおいです。

子育て、あるいは子どもを相手にした仕事を選んだ人は、その機会を通じて、自分を成長させる必要があります。「子育ては親育て」と言われるのは、ここに理由があります。

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