今日は朝一番で年長児と俳句の時間を持ちました。

一茶の次の俳句に取り組みました。

犬の子が
追うてゆくなり
雪つぶて

これを何度も声に出して覚えました。
覚えた人には手を挙げて発表してもらいました。
意味を教えず、何度も声に出すことで、全員が俳句のリズムを体感しています。
園児の作った俳句もいくつか紹介しました。

夕方は稲盛記念館で大学生相手に「西洋文化論」の授業をしました。
今日は、希望をテーマとした西洋古典の名言・名句を紹介しました。
どういうわけか、最後に日本の「花咲か爺さん」の話をして終わりました(*)。

今日は山の学校の授業はないのでこれで終わりですが、英語特講のある日は、帰宅後、中学・高校生に英語を教えます。

私のモットーは、幼稚園児相手に話すように話す、ということですが、相手を子ども扱いするというのではなく、中学生でも高校生でも大学生でも、必ず消えずに残っている幼児の心に語り掛ける、という意味です。


(*) ラテン語にAge quod agis.(一意専心)というのがあり、Steve Jobs氏のConnecting the dots に出てくるドットはこの「専心」にあたると思われます。日本昔話も好きなことを線でつなぐと花が咲くと教えていて、目的を先に掲げて最適化を図っても、灰をまき散らすだけに終わると教えています。この話題について、以前エッセイを書きました。>>「何かよいこと」

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