昨日はお天気に恵まれる中、各地の小学校で入学式がありました。私も地域の小学校(北白川小学校)に足を運び、入学式の様子を拝見することができました。どのお子さんも(卒園児含む)式の間、校長先生のお話をしっかり集中して聞いていて感心しました。
それにしても、体育館が広く感じられました。子どもたちの数が減ったからです。この学校の場合、2クラスでした。保護者席は祖父母も来られ、1家族で2名以上のご参加も珍しくありません。これは幼稚園でも同じ現象です。一方、クラス担任は正副合計2名おられます。
いろいろな条件が変化しますが、変わらない部分(子どもたちの夢や好奇心など)を大事に見つめ、守ることが大人のつとめだと思って、校長先生のお話を聞いておりました。
先生のお話のポイントは2つあり、1つめは、相手の目を見て笑顔で挨拶すること、2つめは、目を見て相手の話をよく聞くことでした。
本園卒園児は、園長先生と同じ事を仰るなぁ、と思って聞いてくれていたに違いありません。俳句の時間を通して、私が子どもたちに話していることはこのことだからです。
校長先生は、人間関係の大事にする観点でお話しされましたが、同時に学校の勉強に取り組む姿勢の話として受け取ることもできます。すなわち、授業中はまっすぐ先生のお顔を見て、お話をよく聞くこと。よそ見をしていて、勉強がわかるわけはありません。
ただ、校長先生が仰った言葉は、よく考えると、子どもたちだけの問題ではなく、根本は家庭でのしつけの問題でもあります。家で挨拶が笑顔で交わせないのに、学校でそれがうまくできるようには思いません。
人間関係や勉強の基本的姿勢は、まずは家庭から実践していくことが大事だと感じました。