どの学年も、また、どのクラスも、横のつながりが徐々にできてきたように思います。

年中、年長は去年とは違う、新しい友だちと遊ぶ姿が見られます。

外の遊びを見ていても、年長と年中が一緒にリレーをする姿もあります。

年長児が大縄飛びに挑戦していると、自分もやろうと思って年中児が列に並んだり、鉄棒や雲梯に取り組む姿を見て、年少児もできる範囲で真似をしてみたり、あるいは同じ学年のクラスの友だちのすることを年少児がまねて取り組む様子も出てきました。

「よし、やろう」と思って挑戦する姿勢は、大切な成長の第一歩だと思います。大人の仕事は、安全を前提としたうえで、できるかぎり根気よく子どもたちの試行錯誤の経験につきあうことだと思います。

気の合った友だちを見つけ、友情を深めることは自然なことであり、大事なことです。他方、できるかぎり多くの友だちと一緒に遊ぶ経験を広げていくことも後々大事な経験として心に刻まれると思います。

広く、かつ、深く。どちらか一方でなく、どちらも大事にする、というのが私たちが考えている方向性です。

友情の絆を大切にし、深める一方、あえて意識の壁を壊して、誰とでもフランクにつきあう姿勢、オープンに受け入れる習慣づけも大事にしていきたいと思います。

今度の月曜日も運動遊びの指導を受けますが、運動というゲームを通じて、誰とでも声を掛け合ってペアになったり、グループを作って相互に競い合う、といったゲーム性のある取り組みを学年を問わず実践します。

そこで学んだ取り組みを日頃の保育でも取り入れ、バランスよく人間関係が広がり、そして、深まるように応援していきたいと考えています。

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