立秋を過ぎてセミの鳴き声が変わりました。

「教えることは学ぶこと」という言葉があります。

安易になるほどと思ってしまいますが、微妙なことを伝えています。

学ぶ必要のないところまで学んだ人が教える資格がある、ということではない、と伝えています。

子育ては子どもを育てる資格があるからできる、言い換えれば、資格がじゅうぶんでなければできない(or してはいけない)というものではない、ということです。

たとえば、本の読み聞かせも、自分は声に出して本を読むのは苦手だからやらない、その資格のある人に任せた方がよい、という問題ではない、ということでもあります。

子どもの成長を通して親はさまざまなことを学び、人間として成長します。

生涯、人として成長しよう、学び続けよう、という姿勢こそ、親が子どもに伝えたい大事なポイントだと思います。

子育てを通じて、教える機会は毎日あります。同時に学ぶ機会も毎日あります。

親が日々成長することは、その親のもとで育つ子どもも、毎日成長する糧を得ているということです。

同じことは幼稚園の先生についても言えます。

子どもたちと接し、日々先生も学び、成長する姿勢があるかどうか。

子どもたちにとって、それはとても大事なことだと思って見ています。

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