幼児教育の大事さをアピールする文脈で「非認知能力」という言葉がよく出てきます。
要は「遊びは学び」ということだろうと私は理解しています。
小学校以上の勉強に関して、尻上がりに力を出すには、逆に「学びは遊び」という感覚で取り組めるとよいのでしょう。
世界に目を向ければ、その方向に沿って子どもたちの教育を応援しようとする国は少なくないようです(フィンランド等)。
「学びは遊び」と言うと不謹慎に思う人もいるでしょうが、これは日本語の言葉がそう感じさせるだけであって、本来スタディは夢中になることと同じ意味です。
遊びは気晴らしのニュアンスがあるかもしれませんが、英語にせよラテン語にせよ、遊びに該当する言葉は、スポーツをすることであったり、芝居や音楽に取り組むことであったりします。
ちなみにラテン語で「学校」は「遊び」と同じ単語です(ルードゥス)。一方、スクールの語源はギリシア語の「暇」。
子どもは手を抜いて遊ばないように、本気で学ぶ者は、真剣に遊ぶ幼児と同じく、夢中になって学びます。
小学校以上、勉強の意欲をどうやってつけさせればよいか、問われることがありますが、幼稚園時代に夢中で遊び尽くし、本の読み聞かせが習慣になっていれば、あとは本人任せで大丈夫だと私は思っています。
親として何かしてやれないか、と思うのであれば、小学校時代は読み聞かせを継続し、あとは親自身が自分の学びを深めることです。その学びへの姿勢を子どもは黙って手本にします。
はじめまして。
NHKのTV番組「すくすく子育て」で
「非認知能力」をやっていたのを観て
知りました。
「もっと勉強しなくては!!」
と思いました。
コメントを有り難うございます。教育は専門用語が出てくるととたんにわかりづらくなります。専門家から見ると私の書いたこと(「非認知能力の開発は幼児期が鍵を握る」=(イコール)「幼児期はよく遊べ」)は不正確かも知れませんが、この話題をヒントにして自分なりに感じたこと、考えたことをメモした次第です。