「やりたがらないことを無理やりやらせようとしたり、「もっと上手に、もっと早く」と焦っていると、子どもはお母さんから「こんなこともできないの。ダメな子ね」というメッセージが出ているのだと感じてしまいます。」
今は亡き佐々木正美氏の言葉です。子どものためによかれと思っての言動が、じつは自分本位であること、子どもにとって逆効果であることは少なくありません。
上の例とは逆に、親が気を使いすぎるケース、たとえば、プレッシャーを与えないようにと思って、「無理しなくていいよ」という言葉掛けをした場合も、それが功を奏する場合もある反面、子どもによっては自分への期待が大きくないのだ、と受け取ってしまうケースもあり、時と場合によっては、思い切って本音をぶつけて鼓舞してよい場合もあります。
オールマイティーの答えはなく、その都度自分の直感で最適な対応を考えないといけない点に子育ての難しさ、おもしろさがあります。