俳句は芭蕉の「葱白く 洗い上げたる 寒さかな」をみなで覚えました。
園児の俳句に、「おべんきょう なんでむずかしいの おもしろい」というのがありました。
この句を受けて、最後にみなにお話をしました。
かけっこで絶対に勝ちたいと思えば、年少児さんと一緒に競争すれば良い。
でも小さい組さんに勝って、「一番だ!」と胸を張ることができるだろうか。
勝てるかどうかわからない。だから、勝負はおもしろい。そう思いませんか。
俳句は年少児さんには難しく思えるかも知れない。でも、みなは真剣に取り組んで今がある。「難しい。だからおもしろい」と思えるはず。
勉強は難しいこともある。だから、おもしろい。先生はそう思います。
鉄棒もそう、雲梯もそう。
みな、簡単にできることばかりではつまらない。
ここにいるみんなは、どうかな。
「難しい。だからやらない」なのか、「難しい。だからおもしろい。やってみよう」と思えるか?
全員「おもしろい!!!」
誘導の部分はありますが、みながそう笑顔で言うのをふまえて、「みなは難しい俳句をがんばって覚えました。俳句の時間で本当に難しいのは姿勢です。最初から最後まで姿勢を崩さず、ずっと前を向いて取り組むことは大人だって難しいです。でも、今日のみんなは全員ハナマルです。その気持ちで、これからもいろいろなことにチャレンジしてください」と締めました。