今日で子規の俳句を四回練習したことになります。
人は寝て かごの松虫 鳴きいでぬ 子規
運動会の経験をみなで共有しているので、俳句の素読で声を揃える意味や姿勢をよくして前を向く、という話も、比較して伝えやすいです。
今日は、一人でグラウンド一周を走るのは簡単ではないけれど、皆は全員立派に走り切れたとふりかえってもらった上、習っている俳句を一人で立って発表出来るかどうか、自分で自分の胸に聞いてみてください、と問いかけました。
友だちと一緒に声を合わせる場面であれば、多少うろ覚えでもなんとかなりますが、一人だとそうはいきません。
同じ事は合唱でもいえます。歌詞を全員が独唱できるまで自分のものにしたうえで、声を合わせてこそよい合唱ができます。
周りががんばってくれているから、自分は適当でよい、という子はいませんが、意識のうえで、より強いモーティベーションをもって取り組んでもらいたいので、一段ギアを上げた話をしました。
小学校にあがる上で大事になるのは、どれだけの知識を持っているか、ではなく、どのような心の姿勢でいるのか、にほかなりません。