運動会もおわり、文化の秋です。
年長児は俳句を学んでいます。
一人が俳句を発表すると、関心のある子どもたちにとっては、ぼくも!わたしも!となります。
子どもたちを発憤させる切り口は数多ありますが、俳句もその一つであり、同時に、小学校以上の学校教育を視野に入れても、大切な切り口ではあります。
俳句が好きで、私の顔を見ると、「先生、俳句を教えてくれて有り難うございます(最敬礼する姿勢で)」と神妙に挨拶してくれるお子さんがいますが、次のような俳句を作ってくれました。
雪だるま まるまる太って 冬の人
冬のまち 足音ふんで 穴があく
大きな木 ていねいにそだてて 茶色の実
子どもたちの俳句は、親子で対話して作ったと思うものもありますが、私はそれはそれで素晴らしい経験だと思います。親にとっても、子どもにとっても、すてきだと思えるものを一緒に見つめることのできる時間がそこに流れているからです。
一方、子どもが園庭で自分で指折り数えて俳句を作ろうとしている姿を見ていると、じーんと胸が熱くなり、応援したくなります。
上の俳句もそういう中で生まれたので、私にとっても印象深いです。
園庭では、うんていや鉄棒に興じる子どもたちがいっぱいいて、登園してくると、部屋に入る前に必ずうんていをしてからでないと気が済まないお子さんも「若干」おられます(笑)。
「せんせい みてて!」
私は俳句をつくるお子さんも、うんていにチャレンジするおこさんも、どちらも同じ気持ちで見守ってあげたい気持ちでいっぱいです。
もちろん、応援する切り口は無数にあるわけですが。