今日は年長クラスで俳句の時間を持ちました。
子規の俳句を紹介して3回目の取り組みということで、みな大きな口をあけてしっかり発声できていました。
「よし、もう大丈夫」と私は心の中でつぶやき、「では、おぼえた人は手を挙げてください」と宣言しました。
最前列から1列ずつ発表したい人に挙手してもらい、立って発表してもらいました。
手を挙げた人も立派でしたが、静寂を守り、心で俳句の言葉を反芻しながら応援できた、それ以外の子どもたちもみな立派でした。
以下は保護者向けのメッセージです。
運動会のリレーと同じで、第一走者もいれば、アンカーもいます。
今日第一走者だったかどうか(=今日発表したかどうか)が重要なのではありません。
どのポジションで走るかよりも、自分の順番が来たとき、力一杯走りきることが大切です。
私の目には年長組の全員が間違いなく「よし!」と自分を鼓舞し、発表できることは疑いのないことです。
発表した日の早い遅いを問題にする必要はなく、「発表した?」と尋ねることは控えて頂けたらと思います。
先日書いた「意欲」と関係する話ですが、それは本人のやる気に水を差します。
ふりかえると、入園式の次の日から行ってきますと手を振って列に参加できるかどうか、最初は気になるところですが、今はどうでしょうか。
当時、私はその遅速は問題なし、と私は説明会で申しあげました。
あのときの話をいまいちど思い出していただき、ご本人が「今日できた!」と言う日を楽しみにしてください。