今日は快晴。朝から元気な子どもたちでした。

私は朝いちばんで誕生写真を撮り、つづいて年長クラスで卒園の歌をA、Bの順に撮影しました。

部屋を出るとき、「もういっぺん劇をしたい!ああ、「過去」に戻りたい!」と言われました。

両クラスとも、力がおなかの底からほとばしるような歌でした。

さて、先日園内でお配りした「絵本通信」ですが、字数の関係でカットした一文をここに掲載しておきます。

「詩はもの言う絵、絵はもの言わぬ詩」という言葉があります。この絵本はまさに、絵と詩が手に手を取り合って、人生にとって大切な何かを語り、描いているのだと直感されます。その「何か」が何なのか、私達大人はそれを知りたいと願いますが、それは「かなわない」ということでしょう。詩とはそういうものです。歌や絵と同じく「何とも言えないもの」を感じ取ればそれでよく、詩の要約やあらすじは意味をなしません。俳句の十七文字の世界もしかり、です。

ここから教育の話にもつなげることができるのですが、また機会があれば保護者会でお話しするか、どこかに書くか、します。

絵本通信の最後あたりで書いた「一瞬一瞬」の話にも関係するのですが、たとえば、ミヒャエル・エンデの「モモ」のテーマとも関係しています。

そう思っていると、ちょうど山の学校の「ことば」のクラスでRyoma先生が西洋の古典との関連を指摘されていました。

>>『モモ』を読む(西洋の児童文学B、2021/2/19)

「一日を自動的に過ごす」と時間はあっという間に経つのでしょう。

一瞬の意味を味わうには、詩人の魂が要るのでしょう。

蛇足ですが、登場人物の「ホラ」はラテン語で「時間」を意味し、英語のhourの語源になっています。

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