今日は子どもの日です。
古い日本の言葉に次のものがあります。
銀も金も玉も何せむに、優れる宝子にしかめやも
あるいは、
瓜はめば子ども思うゆ、栗はめばましてしのばゆ
古い西洋の言葉には次のものがあります。
きわめて多くの事柄への希望が子どもたちの中で輝いている。それが年齢とともに消え失せるなら、素質でなく(教育上の)配慮が欠けていたということが明らかである。
新しい西洋の言葉はこうです。
おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない)。
日本の新しい言葉に次のものがあります。
子どものころに見た風景が、ずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり、勇気を与えられたりすることがきっとある。
古今東西の言葉にふれて、私自身自分の教育の言葉──子どもたちを見守る言葉──を育てたいと思います。