年長児と取り組んできた俳句は次の3句です。

かたつぶり そろそろ登れ 富士の山 一茶
五月雨を 集めて早し 最上川 芭蕉
昼見れば 首筋赤き 蛍かな 芭蕉

どのお子さんも、5,7、5のリズムに慣れてきたこのごろです。

無理する必要はありせんが、無数にある過去の俳句の作品から、これはと思うものを選んで、お子さんに「読み聞かせ」するのも一案です。

「古池や かわず飛び込む 水の音 芭蕉」も手つかずのまま残っています。

やり方は、参観日でご覧になった園のやり方が参考になるでしょう。あれは素読といって、江戸時代の寺子屋では「論語」で同じことをしました。

親が最初の5を言って子どもがそのまま5を返す、という調子で一つの俳句を声に出して復唱する、ということを無理なく続けると、必ず「何か」のプラスになると思います。

関連記事: