今日は子規の俳句を復習しました。最初に姿勢を正し、黙想します。今までで一番長く、といっても、2分ほど経った頃、わざと口から音を出し、集中を乱す子が現れたので、一度「目を開けて」と言いました。

「4月にできたことが今できないのはおかしいね。もう一度、短い時間、集中して目を閉じよう」と言って、やりなおしをしました。やり直した後はさすがに完璧です。「はい、目を開けて。今のがしっかりと目を閉じるということです」と言葉を添えて、今日の俳句をスタートしました。

俳句は二回目なので、みなしっかりと復唱できました。一列ごと、声を合わせて復唱してもらいました。残り三列には「皆はよい姿勢で聞く練習をしてください」と言い添えて。

そんなとき、どうしても、頭がふらふら揺れるお子さんがいます(1割未満)。

今日は、運動会にちなみ、「頭がふらふら揺れていたら、まっすぐ走れません。バトンの受け渡しも難しくなります。今、まっすぐ前を向いてよい姿勢をすることは、運動会の練習でもあります。部屋では先生のお顔を見て、しっかりお話を聞きます。家では、おうちの人のお顔を見て、しっかりお話を聞きます。これができれば小学校に行っても大丈夫。逆にできなければ、お勉強も頭に入りません。一番大事なことは姿勢です」とお話しをしました。

俳句を作ってきた子どもたちの作品を紹介するとき、「こうして自分で一生懸命字を書いてきてくれて、先生はうれしいです。でも、こうして紹介すると、『自分はまだ俳句を作っていない』、とか、『字がかけない』と思う人がいるかもしれません。でも、そんな心配は必要はありません。一番大事なことは『よい姿勢』で先生のお話を聞くことでしたね」と言いました。

続いて、「俳句は作れるし、字も書ける、でも、姿勢はふらふらしているのがいいか(ちなみに今日俳句を作ってきた子供がふらふらしていたのではありません)。

それとも「今」俳句は作れないし、字も書けない、しかし、いつもよい姿勢をして園長先生のお顔をしっかり見ている。さあ、どちらがよいと思うかな?」と尋ねました。

当たり前のことのようですが、やはり、姿勢はすべてを表します。(単なるうわべの形ではありません。顔や目の輝き、言葉遣い、などすべてです)。

卒園児も含め、また中学生や高校生、大学生以上の学生も念頭に置くとき、私は、今日子どもたちに言った言葉は末永く意味を持つと思っております。

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