今日が俳句の最終回でした。
去年の四月から今月に至るまでに一緒に学んだ俳句の一つ一つを全員で復唱しました。
みんなよく覚えていました。
俳句の時間は週に二回だけでしたが、毎日やれば相当なことができると思います。
小学校は毎日通います。
幼稚園と比較にならないくらいたくさんのことを吸収します。
そのさい一番大事なことはなにか、全員にもういちど尋ねました。
「静かにする」
「話を聞く」etc.
いろいろ答えが返りました。
どれも正解ですが、私が終始子どもたちに伝えてきたことは、「前を向いて話を聞く」(=よそ見をしない)ということです。
私が幼稚園時代に当時の園長先生が(私を含む)子どもたちに話された言葉です。
簡単なことのようで難しいです。
中学以上の学びについていえば、対面でなくても知識は吸収できる道があります。
小学校の学びもそうだという考え方もあります。
人間生活の基本は言葉のキャッチボールです。
相手がボールを投げるのを見てボールをキャッチし、相手の顔を見てボールを投げます。
ボールの投げ方を学ぶ前に学ぶべきは、ボールの受け方です。
受け方の基本は投げる人の顔を見て、待ち構える姿勢です。
この一年、私は子どもたちにこのことを繰り返し語ってきました。
卒園児にとって小学校の学びがいっそう実り大きいものとなることを心より祈っています。