「はい、はいく!」と次作の俳句を手渡されるケースが増えてきたこのごろです。
ごきょうだい(卒園児)、ご家族(お父さんやお母さん)の俳句が園児経由で届けられ、子どもたちに紹介することもあります。
本園が俳句の時間を取り入れるきっかけは、先代園長の「この道50年」に詳しくつづられています。
>>幼児と俳句
私も卒園児として、年長児に初代園長から俳句を教わった時のことと覚えています。
正座をし、黙想し、先生の言葉を子どもたち全員で声に出して繰り返す。今も昔も変わりません。
言葉の意味はわからなくても、記憶の中に懐かしい響きの思い出が残ります。やがてどこかで、これらの俳句に文字を通して再会したとき、言葉で言えない感動があります。なんというか、昔の親友に思わぬところで再会したというような。
その感動を大きなものにするには、集中して取り組んだ方がベターなので、私はいつもそのことを伝えるようにしています。