暑い一日でした。
今日は朝一番で俳句の時間を持ちました。黙想のあと、新しい俳句(通算4つめ)を紹介しました。芭蕉の有名な句です。
例年ですと、1学期は3つの俳句を紹介して終わりです。週に二回コンスタントに続けてきたためです。
今日の後半はお友だちの作った俳句の紹介に充てました。
一つの紙にいくつも俳句を書いて手渡してくれるケースもあれば、折り紙の裏に1句のみ大きな字で書いてだしてくれるケースもあり、また、こった挿絵の添えてある場合もあったりで、こちらも子どもたちから俳句を受け取るとワクワクします。
自分で作って出すもよし。友達の俳句を聞いてなるほどと思うもよし。
言えることは、全員同じ場所に集い、同じ俳句を何度も何度も声に出しているという事実。
これがすべての基本になります。
一人一人スイッチの入る時期は違います。
学校とは違うので、全員がかならずここまで到達しないといけないという目標やゴールは設定していません。
(最終的にある程度こうなるという見通しはもちろんありますが)。
私はそれが大事なことだと信じています。
教育目標を掲げて子どもたちが一歩一歩その目標に近づくのを応援するのもよいでしょう。
それは石段の最上段に立ち、一人一人に声援を送るやり方と同じです。
私は子どもたちと同じ石段の下から上に上ります。
私より先にさっさと行く子もいれば、ゆっくり上る子、それぞれです。
作品を書いて出すもよし。出さずにそれを味わうもよし。
どちらだと何点、だからやる、とか、やらない、とかではありません。
私が心がけていることは一つだけです。子どもたちに「俳句は楽しい」と思ってもらうことです。
そのために何ができるかをいつも考えています。