(この写真は昨日のものではなく、以前撮ったものです)。
今日は朝一番で俳句をしました(年長児)。
覚えた子どもたちには手をあげて発表してもらいました。
続いて子どもたちの作った俳句を紹介しました。
その中に、昨日の満月をテーマにした俳句がありました。
まんげつが やまからひょっこり こんばんは
つきがでた きのあいだから こんばんは
俳句提出の紙にお母様のメモも添えてあり、「いちど作ったあとから、「まんげつのかんじを入れたい」「こういうふうにしたらどうかな?」とどんどん良くしていこうとする様子がはじめてあり、とても嬉しく見ていました」とのことでした。
子どもたちは5,7,5のリズムを心地よく感じ、身の回りの出来事や自分の気づきを「俳句」にします。
季語の有無という観点から見れば、大人の目に俳句と呼べないものが多くあります。
なかには5,7,5になっていない「心のつぶやき」に近いものもあります。
私が一番大事だと考えるのは、「書こう」という意欲です。
どんなことがあっても、この心の火に水をかけることはしたくありません。
季語の話も大事ですが、それ以前に大切なのは季節の変化に気づく感性であり、大きな満月を見てびっくりした!という驚きを素直に言葉に直せることは素晴らしく、かつ、推敲に挑む気持も尊いと思います。
本園は季節の移ろいに気づく機会に恵まれています。
春を待つこの季節。自然をテーマにした俳句を思い浮かべる子どもたちが増えるなら、それも楽しみです。
劇の練習と同じく、子どもが自ら言葉を発するとき、最大限の敬意と愛情をもってそれを受け止めたいと思います。
追伸(2019-01-23)
「月の俳句」と言っていると、本日卒園児と年少児の俳句をお預かりしました。
(卒園児の俳句)
(年少児の俳句)