15年前に書いたエッセイを読み返しました。
>>「言葉の教育」
信じるという言葉は「人が言う」と書きます。
自分の心は言葉にしてはじめて他人の信を得る糸口となります。
思っていることを言葉に出さず、何も言わずにニヤニヤしている人は、日本では通用しても、西洋社会では infant(話さない人=小さな子ども)扱いされます。
「誠」とは「言葉を成す」と書きます。
言行一致は、古今東西を問わず大切にされてきた生き方の基本です。
子どもたちに大切な価値観を教える最上の方法は大人が手本を示すことです。
大人が自分のできること、やろうと努めていることを子どもに伝えて初めて、子どもはその言葉に「誠意」を感じ、信じて従おうとします。