一学期に園児が作った俳句をご紹介しています。今日はその第二弾です。5月、6月頃の作品です。
いけのこい ぱたぱたおよぐ かわいいな まりの
いけのかめ いしみたいだな でこぼこだ まりの
あめあがり そらをみてたら にじがある せいたろう
ざりがには はさみをふって いかくする せいたろう
なかむらは みょうじがいっぱい あるんだよ せいたろう
つばめのこ くちをあけてね えさをまつ せいたろう
いもうとは ママがすきなの なぜだろう せいたろう
ほたるはね ぴかぴかひかる きれいだね ゆり
あかちゃんを だっこするとき おもたいな ゆり
たまねぎで めがいたくなる おてつだい ひなた
さくらんぼ あかくてまるい かわいいな ひなた
「いけのこい・・」の作者は次の「いけのかめ・・・」も作ってくれました。「ぱたぱた」や「でこぼこ」といった形容の仕方がユニークです。「あめあがり・・・」から「いもうとは・・・」までが同じ作者の作品です。日常の身近なテーマからよくもこれだけいろいろなタイプの俳句が作れるものだと感心します。きっと考え出すととまらないくらい俳句がわいてくるのでしょう。個人的には「あかちゃんを・・・」の俳句を読ませたもらったとき、「おもたいな」という言葉の「重み」をずしりと受け止めました。「たまねぎで・・・」と「さくらんぼ・・・」はどちらも描かれている情景が目に浮かぶようですね。お家の楽しい会話も聞こえてきそうです。