昨日は久しぶりに俳句をしました。秋にちなんだ新しい俳句を紹介し、繰り返し復唱した後で、園児の作った俳句も紹介しました。
その後、運動会で力一杯がんばったことをたたえ、次は、俳句で「発表する」という新しい課題に挑戦しようと呼びかけました。
これは、毎年行っていることで、以前は4月の段階から「覚えた人」には皆の前で立って発表してもらっていました。早くからやるとどうしても中だるみするので、ここ数年は、運動会後に発表してもらうようにしています。
運動会でクラスの全員がリレーを走ります。文字通り全員が自分一人であの広い運動場のトラックを一周するのです。これは速い遅いの問題ではなく、クラスにおける自分の責任を誠実にやりぬくという貴重な経験になります。
こうして得られた自信を糧とし、皆の前で発表に挑戦することに私は意味があると考えています。立って発表するのは誰もが緊張します。しかし、それはリレーで走るのも同じです。それを全員見事にやり抜いたわけです。だから、全員「できる」のです。そして、一生懸命走る人を全員が懸命に応援しました。
同じように、全員の前で立って発表する人を、学年全員で応援しましょう、と昨日は言いました。ただし、そのときは「心の中で応援することが大事です。」とも。
俳句を思い出そうともがいている人に、横からひそひそ声で「正解」を教えることはいけません。リレーで、代わりに走ることはできないのと同じです。
子どもたちに、リレーでは「姿勢」が大事だと言いました。俳句も同じで、しっかり練習する姿勢があれば、皆の前で立って発表することもしっかりできます、と励まして、昨日は俳句の時間を終えました。
文武両道といいますか、今度は学びの取り組みにもいよいよ力を入れていきたいと考えています。