今日は3学期保護者会の日でした。

二部制で、前半は年長児保護者対象でした。

劇は「かさじぞう」で、その自宅での練習の仕方について具体的にお話ししました。

小学校の家庭学習に通じるヒントとして受け止めていただけたら幸いです。

後半は全体の保護者会で、各学年の発表会の取り組みについて概要をお話ししました。

その流れで、子どもの成長を見守る保護者の立場に立って、気持ちが楽になるお話をさせていただきました(つもりです)。

要約すると、「愛の反意語は無関心」(マザー・テレサ)という言葉に尽きます。

私は仕事柄、子どもをつい叱り過ぎた、とか、どうしても比べてしまい、辛い気持ちになるとか、子育てにまつわるネガティブなお気持ちをじかにお聞きする機会がありますが、マザー・テレサの言葉に照らすなら、「すべて愛の証です」となります。

子どものいないときに子どものことを思えばこそ他人に相談するわけで、それこそ「愛あればこそ」です。

ただし親の苦労子知らずといいます。たしかに感謝されるのはけっして「今」ではありません。

親となった皆さんも、今にして初めて親の苦労が肌身に沁みて感じられるようになったのではないでしょうか。

この「時間差」は人間社会の宿命のようなものでしょう。

ただし、苦あれば楽あり。バレー部の方がいわれたように、「私も子どもと一緒に園生活を楽しんでいます」というお言葉が示唆的です。

親が子どもと一緒に「楽しいこと」を見つけようとする姿勢はお子様に前向きなメッセージとして必ず伝わります。

年長の保護者に「劇の練習をどうか楽しんでください」とお願いしたのもその趣旨であり、願わくば、小学校に上がられても、一緒に楽しく学校の勉強を楽しんでください、と申し上げたいです。

ーー
その他今日の話の中で言及したいくつかの話題
1 素読と子どもたち
2 素読と音読
3 山の学校の取り組み――文字を使った学習を大事にするために――

関連記事: