Bぐみの部屋には舞台が出ているため、今日の俳句はAぐみの部屋で行いました。
今日も時間丁度に部屋に行ったのですが、すでに全員静かに待ってくれていました。例によって黙想をし、先週のおさらいをしました。芭蕉の「昼見れば 首筋赤き 蛍かな」です。蛍を見たという子どもも大勢いますので、この時期には「蛍」の出てくる俳句を扱うことが多いです。
ちょうど来週の木曜日は生活発表会です。練習はみな充実して取り組んでいるようですが、一方で「よく見せたい、間違いたくない」という思いから、緊張の見られるお子さんもちらほら見受けられるようです(担任談)。そこで今日は、子どもたちに「間違うことは恥ずかしいことではない」というおはなしをしました。
例えば、運動会のリレーでこけたとき、起き上がって走ることはどうか?転んだからといって勝負を諦めて歩いたらどうか?といった問いかけをしながら、失敗しても力を出しきることが大事であることをみなで確認しました。
続いて、「俳句の時間も立派な発表の時間です。もうわかってる、知っているという気持ちから、姿勢を乱してよいだろうか?どういう姿勢で俳句に臨むのがよいのだろうか?」と尋ねると、何も言わずとも(言っているのかも^^)、全員背を伸ばし良い姿勢を取ることができました。
スポーツもそうですが、本番の結果に一喜一憂するよりも、一日一日、目の前の取り組み(練習)を精一杯やる姿勢が大事なことだと思います。
今日は、どの子も最高によい姿勢で声をあわせて復唱し、今日の俳句を終えました。
PS
ちらほら、自作の俳句をつくって提出してくれる子も増えてきました。嬉しく思っています。もちろん、ひとつも作らなくてもよし、です。一番大事なことは、「俳句は楽しかった」という思い出、そして、「よい姿勢」で自分はそれに臨んだという経験です。