早いもので、昨日は一学期の俳句が最後の日でした。
第三園舎に着くと、物音一つしません。
部屋に入ると、子どもたちの待つ姿勢がいつも以上に大人びて見えました。
何か違うなと重いながら黙想し、一学期に紹介した3つの俳句を順に全員で朗唱しました。
後で先生の日誌を読むと、子どもたちは頭の上に絵本を載せるイメージで姿勢を正して待っていたそうです。
そう言えば、先週の俳句の時間に「よい姿勢をしていると頭の上に絵本を載せても落ちません」と私は言いました。それを子どもたちはよく覚えていたのでした。先生も一声添えたそうですが。
けっして無理をしているわけではなく、大人のような態度で俳句に臨むことをむしろ楽しむような余裕すら感じる子どもたちでした。
どの俳句もお山一杯響くような大きな声で復唱することができました。
さて、昨日は飛び入りで小学一年生の俳句を紹介しました。
「ぎらぎらと たいようひかって あせぴちょり」
「これからも がんばれみんな ようちえん」
土曜日に園の行事があり、懐かしい年長組の部屋に入って着想を得たようです。その場で紙に書いて「みんなに読んでな」と言い添えて私に手渡してくれました。
子どもたちに名前を添えて彼の俳句を紹介すると、その名前をみな覚えていて大喜びでした。
こうして「俳句のたすきリレー」は過去から未来に向けて続いていきます。