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今日は保護者参観の日でした。

私は年長クラスに入り俳句の時間を持ちました。いつものように黙想し、いつものように俳句の言葉をみなと繰り返しました。

黙想も言葉の復唱も、なかなか日常経験しない取り組みです。しかし、この幼稚園では私が園児だった50年前はもちろん、創設当初から俳句の時間がありました。やり方は今私が行っているやりかたと同じです。本園でやっている俳句のやりとりは、昔の日本人が「素読」と呼んでいた学びの手法です。

残念ながら、時代とともに黙想や正座の習慣は我が国の日常生活からどんどん遠いものになってしましたが、俳句は今も根強い人気をもつ文学形式です。

園児たちにとって、5、7,5のリズムは声に出して心地よく、親しみの持てるリズムのようです。

昨日は一人の女の子が自作の俳句を園長室にもってきてくれました。さっそく今朝の俳句の時間に紹介させていただきました。厳密には季語がないだとか、言い出せばキリがないのですが、私としては、子どもたちが「自分にも作れる、作っていいんだ」と思ってもらうことを何より大事なことと考えています。

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