今日は新しい俳句を紹介しました。子どもたちには内容的に少し難しい子規の俳句です。
運動会で心を一つに合わせてバトンの受け渡しができたように、俳句を列ごと(つきAの男児、女児、つきBの男児、女児)で朗唱する際、心を合わせて発声することを意識してごらんと言いました。ただ単に大きな声を出すとかではなく、他の友だちの声もよく聞きながら声に出してもらいました。
子どもたちから今日はたくさん俳句が届きました。そのほとんどが運動会に関するもので、中にはリレーで負けたけれど楽しかった、という俳句もありました。そこで、勝ち負けを越えて大事なことがあるという話をしました。それは参加するみながベストを尽くすことで得られる感動ということです。
かりに「勝つこと」だけを目的とし「どうしても負けたくない」と思うなら、しかし一方、努力することやベストを尽くすことはやりたくない場合、年少児のチームとリレーをすればよいのです。必ず勝てるでしょう。でもみんなはそのようなリレー競技がやりたいだろうか?と聞きました。
もちろん答えはノーであり、子どもたちの返答もノーでした。
自分も頑張る。相手も頑張る。だからいい勝負ができる。
「どちらのチームも勝ち負けを越えて、全員がベストを尽くしたからよい勝負が出来たと先生は思います。そこに参加したすべての人が素晴らしい試合を作ったのです」ということを伝え、この日の俳句の時間を終えました。