山下 太郎– Author –
山下 太郎
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2022-08-03 昆虫に寄せる心
お山の幼稚園にはたくさんの植物と昆虫がいます。 子どもたちは、日々園庭で出会う昆虫に興味津々で、部屋で飼うこともあります。子どもたちのまなざしを見ていると、興味という言葉では不十分で、愛情と呼ぶべきものが感じられます。 Ikuko Diaryにはそん... -
2022-08-02 君子は器ならず(再考)
「君子は器(き)ならず」は好きな言葉の一つです。 この言葉をめぐる解釈はこのブログで幾度となく扱ってきました。 ちょうど一年前に、まとまった意見を書いています。今読んでも、まあこういうことだな、と思います。 >>2021-08-30 君子は器ならず 教育... -
2022-08-01 「そろそろ登れ」考
年長児が最初に覚えた俳句は、一茶の「かたつぶり そろそろ登れ 富士の山」です。 かたつむり(昔の表記はかたつぶり)を見つめる作者のまなざしに思いを馳せてください。 この句が今に残るのは、共感できる人が多いからだと思いますが、これから先もそ... -
2022-07-31 声を合わせる
幼稚園では毎日歌を何度も歌います。 友達と声を合わせることで、一人で歌うのと違う感動を味わいます。 先生の言葉がけは大切です。 たとえば「元気に歌いましょう」と指示を出すと、声を張り上げることがよいと勘違いする子も出てきます。 ピアノを止め... -
2022-07-30 ブロックで遊ぶ
夏休みになると子ども時代のことを思い出します。 私は幼稚園のころから中学に入るまで、レゴ(ブロック)で遊びました。 カチッとブロックとブロックが噛み合う感触は今も忘れません。 現代のレゴはプラモデルのように出来上がり予想図があるのでしょうか... -
2022-07-29 絵のこと
絵を描くことについて、過去にいろいろ記事にしました。 >>2016-08-05 模倣する動物 「模倣」ということについて、山の学校の巻頭文に「真似ること」と題するエッセイを書きました。 本園の子どもたちの「絵画」の取り組みは、Ikuko 先生のブログ(Ikuko D... -
2022-07-28 歩いて登園
辞書で「登園」を調べると、「園児が幼稚園や保育園などに行くこと」とあります。 なぜ「登」の字が使われるか、興味深いです。 本園は別名「お山の幼稚園」。北白川山(標高120メートル)の上にあります。文字通りの意味で、坂道を「登って」園に着きます...