無駄を省いて役に立つことだけをさせようとして、逆に勉強そのものが役に立た
なくなった、という逆説(by 森毅氏のコメント)。
「…たしかに哲学をしている最もすぐれた人たちでさえ、一般大衆にとっては役
にたたぬ人間なのだ、…。ただし、役にたたないことの責めは、役にたてようと
しない者たちにこそ問うべきなのであって、優れた人たち自身に問うべきではな
いのだ、…」(プラトン「国家」489b、田中美知太郎他訳)
2千数百年昔の言葉とは思えない。