言葉– category –
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2018-04-25 子どもの言葉
年少児がずいぶん園生活に慣れてきたと感じています。 送迎の道すがら、鼻歌を歌う子もいます。 子どもたちの集団の全体に「慣れ」の空気が漂う頃、遅まきながら涙が出始める年少児も毎年います。私が引率するグループの場合、まだその手のお子さんはいま... -
2018-04-03 桜の滑り台
今年の桜は見頃のピークが3月末でした。 ずいぶん以前になりますが、新年度がスタートして間もない頃、涙ぐむ年少児が桜の花びらの落下を指さし、「すべりだいしてる」と声を弾ませたことを思い出します。場所はすべり台の前でした。ハラハラと落下する桜... -
2018-02-21 塞翁が馬
このブログでは何度か紹介している言葉ですが、「人間万事塞翁が馬」(じんかんばんじさいおうがうま)という言葉があります。 体調を崩しお休みせざるを得なくなると、どうしても残念な気持ちになりますが、そんなときにはこの言葉を思い出していただきた... -
2018-01-22 「言葉の教育」
今日も年長の部屋に入り、劇の練習をしました。みな、まじめに取り組んでいます。いい劇になればと願っています。 さて、以前山びこ通信に書いた「言葉の教育」と題するエッセイがあり、先ほど読み返しておりました。これから、小学校以上の教育が少しずつ... -
2018-01-15 天命を知る
表題は『論語』の言葉です。 「五十にして天命を知る」と言われます。 天に口があり、「おまえはこう生きよ」と命じている姿が目に浮かびます。 おもしろいことに、英語のfate(運命)の語源となるラテン語のfatum(ファートゥム)も、元の意味は「天命」... -
2018-01-08 補足
昨日の続きを書きます。 「本立ちて道生ず」の「本」は「基本」のことだと書きました。 では「基本」とはなにでしょうか。 色々なジャンルで基本とされることは違うでしょう。 本質と言う言葉に近いといえるかもしれません。 だとすれば、孔子の述べた「本... -
2018-01-07 「本立ちて」再考
本立ちて道生ず、という言葉について再考します。 「生ず」とは「生じる」ということで、自動詞である点が重要です。 「道」がどこに続くのかもあいまいにされていますが、「何かよいこと」に違いありません。 かりに何らかの「目標」をそこに置いたとしま...