長女が通いはじめてからもう8年、その間変わらずずっと、お山の幼稚園がそばに寄り添う日々を送っております。まず次女がつづき、待ちこがれていた長男も、今年からようやく登園生活が始まりました。
上2人は年中さんからだったので、年少さんで入りたいと希望する息子に幾ばくの戸惑いを感じましたが、本人の意志を尊重しました。
私自身は幼稚園の練習のような感覚で、あまり気負わず、というかいろいろの期待はもたず(すみません)初めての年少生活をスタートしました。が、実際は全然ちがいました。
息子にとって初めて自分だけの世界、何を伝えるでもありませんが、手に取るもの、気にするフレーズ、日々何か発見があります。それは上の子たちよりストレートで新鮮です。
夏休み、久しぶりに一緒に散歩にいきました。それまで怖くて近寄れなかったアリとダンゴムシを熱心に観察したり手にとって、何か一生懸命話していました。あんなに苦手だったのに!想像ですが、お友達が楽しく一緒に遊んでいるのをみて、自然と近寄れるようになったのではないかと思います。大したことではないかもしれませんが、その大したことない挑戦を繰り返して積み重ね、いつか大きな自信になるのだと、上の子たちを見ていて実感しております。与えられるのでなく、挑戦する気持ちをいつも育んでいただいて感謝いたしております。
遠くから、近くから、いつも見守っていただいている安堵感を小さいながらちゃんと感じているようです。
余談になりますが、近所で畑をなさっている80歳近いおばぁさんが、時折、お山の幼稚園の園歌を歌いながら草抜きをしたりお野菜を洗ったり… 思わずお話ししたら、息子さんがお山の幼稚園だったそうでなんとなく歌ってしまうと笑ってありました。なんかわかるなぁ、、と温かい気持ちになりました。息子もお風呂で毎日歌っています!