運動会で年長児は長い距離を全員が一生懸命走り切りました。
年中児も長い距離を往復しました。男女比の関係で二度走った子もいます。
何度も書いていますが、勝ち負け以上に大事なことは、全員が心を合わせ、一生懸命取り組み、完全燃焼することです。
その姿を年少児は黙ってみています。
今年の年中、年長児も、1年前、2年前に先輩の疾走する姿をしっかり瞼に焼き付けました。
こうして、「憧れの連鎖」が生まれ、来年もきっと心に残る活躍を子どもたちは見せてくれることと思います。
今年は小学校の工事の関係で午前のみのプログラムとなりましたが、来年度以降は例年のスタイルに戻します。
その場合、午後の部で年少児の参加するメニューはフォークダンスと閉会式のみとなります。
しかし、今述べたように、年少児は昼食後、年中児、年長児の本気で走る姿を間近で「見る」貴重な経験をします。
そこに教育的に大事な意味があると思います。
もちろん、年中、年長児も年少児を含む、多くの観客の前で走るからこそ湧き上がる力も得られます。
競技に出る人も、それを応援し、見つめる人も、すべての人にとって、スポーツは胸を打ち、大切な思い出として心に残ります。
すべては「真剣に取り組む」ことから生まれます。
その「姿勢」こそ、日頃の保育の中で培うことだと考えています。
歩いての登園も、しかり。自分を信じ、他者を助け、晴れても雨が降っても変わらぬペースで歩き続ける日常があればこそ、「やるときにやる」パワーも生まれます。
子どもたちはみな、金メダルに値する活躍をしたと思います。
応援をいただき、ありがとうございました。