今日はフリー参観日でした。保護者の見守る中、年長児のクラスで俳句をしました。
全員でご挨拶をした後、姿勢良く黙想します。今日は「いつものように」全員で静寂を守りながら黙想ができました。4月からずっとこの状態が続いています。
今日は、先週紹介した一茶の俳句をおさらいした後、二学期に習った俳句を復習しました。本当はここで終わる予定だったのですが、あまりにスラスラできたため、ちょっと欲張って、一学期の最初から全員で復唱することにしました。
今まで習った俳句は次の通りです。
一学期
かたつぶり そろそろのぼれ 富士の山 一茶
大蛍 ゆらりゆらりと 通りけり 一茶
昼見れば 首筋あかき 蛍かな 芭蕉
五月雨を 集めてはやし 最上川 芭蕉
やせがえる 負けるな一茶 これにあり 一茶二学期
人は寝て かごの松虫 鳴き出でぬ 子規
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 子規
行く秋や 手を広げたる 栗の毬(いが) 芭蕉
猫の子の ちょいと押さえる 木の葉かな 一茶
最後までよい姿勢で「全員」声を合わせて立派に復唱できました。私から子どもたちに言うことは何も残っていません。どうか、今のまっすぐの気持ちのまま、小学校に上がっても、真剣な学びの姿勢を貫いていってください。
保護者の皆様に申し上げたいことは、学校での学びにおいてもっとも大切なのは技術の問題ではなく、上で述べたような心の問題であると言うことです。