今日は年少のAちゃんが寒さを理由に登園を少し渋りました。いろいろ気持ちを和らげるお話をしながらお山に着きました。でも、石段の最初のかどで、また足がストップしました。無理をせず後続のグループに先に行ってもらいました。

列をやり過ごした後、再びしゃがんでしまったAちゃんを励まそうとしていたとき、ちょうど遅れて登園してきた年長のBちゃんが石段を上がってきました。私はBちゃんに「先に行ってくれていいよ」と言ったのですが、状況を見てみぬふりができないと思ったBちゃんは「ええよ、いっしょにつないだげる」と言って、Aちゃんの手を取りました。すると嘘のように、Aちゃんは立ち上がり、ゆっくりとした足取りで再び石段を登りだしました。

三人で歩きながら、私はBちゃんに「Aちゃんは寒いって言ってはるんや。寒いときはどうしたらええんやろ?」と尋ねました。すると自分のマフラーを指差し、「マフラーや。マフラーしたらええんや」とのこと。どこか得意げな表情です。

私は続けてBちゃんに尋ねました、「でも、それでも寒くて仕方がないときは、どうしたらいいかな?」と。その答えは、私の意表をつくものでした。

Bちゃんが何と言ったかというと、「がまんや。がまんすることや」でした。

彼の言葉は私にとって実に感慨深いものでした。といいますのも、Bちゃんこそ、「男はな」
「が・ま・ん」に出てくる男の子であり、私は、何度彼とゆびきりし、「男はな、がまんが大事や」と言い聞かせたことでしょうか(笑)。

PS
私の予想は、来年か再来年のブログに、Aちゃんが優しいお姉さんぶりを発揮する役どころとして登場することです。

関連記事: